お次はヤルヴィの16枚ボックスセットより、この曲を。
ヤルヴィは若い頃から音の見通しの良さを意識して、レコーディングに臨んでいたのではないかと思わせるような作り。どれだけ弱音になろうとも、どれだけ楽器が重なろうとも、見える音を作ることを重視し続けているように感じられる。
ドヴォルザークの演奏としては中庸なのかもしれないけれども、土着性や気質のような物を敢えて取り払い、譜面を洗い出すことに専念した演奏であるかのように思えた。
うん。なんか今日は色々と見えて面白い日だな。クラシック脳は休むことなく開いているのかしら。