全52曲、ぶっ通しで聴いてしまったわ。
CD時代からこのアルバムは聴いているけれども、52曲を通して聴いたのは初めてかもしれない。それくらいに、特にミドルチューンのZARDは自分には聴くにキツいものがあったのです。早い話が「ダルい」とね。
ところがどっこい、その気になって聴いてみればその手の楽曲も「いいあんばい」に受け止められる自分がここにいた。
歳を取ったと言うことなのかしら。
んー。スマホの中のファイルもセレクションからオールに入れ替えようかしら。聴けるよ、聴ける。
くしくも明日はZARD30thアニバーサリーリマスタアルバム一挙発売の日。
particleofsound-picked.hatenablog.jp
2014年にこのような企画をしたのははっきりと覚えているのだけれども、しかしよくもまぁ、ここまで聴き込んで書いたものだと、その暇さ加減に自分の事ながら感心した次第。
今なら、お金をもらってでもやらない、じゃなくて、出来ないだろうと。音楽を分析的な目で見ることが出来なくなって久しいからね。
初代ボーカルだけを認めていたWANDSに対しても、この三代目ボーカルはありじゃないかと思い始めていたのがこの間の話。
何とはなしに再び流したこのアルバムを聴いても、その思いは変わらず。
無闇に初代をなぞるだけのボーカルスタイルだけではなく、三代目独自のカラー、それは歴代ビーイングシンガーの流れを汲む無色のカラーという意味合いでもあるのだが、を持ったスタイルがそこかしこに散りばめられているからではないかと思ってみたり。
声の色艶のような物において、確かに初代の色合いも持っているボーカルスタイルではあるけれども、これはこれで自分の声として勝負しようという意気込みも感じられてよろしいのではないかともね。
まぁ、ゴチャゴチャ述べたところで、これも先日記した「安心して聴ける僕ら世代のJ-POP」の枠組みでの話に過ぎないのもまた事実なのですよ。よい意味でね。