しっとりとクリーミーなボーカルを堪能。ヘッドホンにて。
32 / DIMENSION (2021 FLAC)
2人体制になってからのDIMENSION、その2枚目のアルバム。
前作でも音が若返った印象があったのだけれども、今作はそこにアグレッシブさが加わった感あり。
特に前半収録楽曲のスピーディーな展開は、なかなかに「まだまだイケるじゃないですか」とニンマリしてしまうようなスリルに満ちている。
元々がパーマネント的な意味合いの強いユニットだとは思っていたけれども、今作では川口千里であったり、友田ジュンであったりと、若いエネルギーを随所に取り込むことによって、音にもそれを反映させることに成功している印象を受けた次第。その近辺の刺激を受けていることが十二分に見て取れる。
そう言った意味合いも含めて、諸々DIMENSIONらしさが全開の作品ではないでしょうかね。聴いていてスカッとする、爽快系サウンドを極めてきたのではないかと。