2011-12-29から1日間の記事一覧
楽器間の分離も良いし、余計な音を足さないのも良い。演奏に潔さが漂っているところがこのバンドがお気に入りである所以なんだけれどもね。
このアルバムでの斉藤由貴は本当にキュートでいつ聴いても良い気分に浸れる。どことなく甘酸っぱい感傷を乗せて。
佐藤竹善のボーカルというのはそれほど特徴があるわけではないので、こういったカバー集では引き立つ物が少ないように思える。アレンジ負けしてしまうというか。選曲はよろしいのですが。
平井堅作品の中で一番好きな一枚。変にバラードに傾くこともなく、日本流のR&Bを豊かに聴かせてくれる。線の細いボーカルも気にならないほどに良いメロディが集まっている感。録音もいいしね。
アレンジにシンセサイザーが導入される直前の生音中心の時期。それまでのアレンジ能力が熟成して、各アレンジャーが気の利いた編曲を見せてくれるこの楽しさよ。音数は今ほど多くはないけれども、全体として非常にリッチなアレンジが導入されている。自分に…