2012-09-05から1日間の記事一覧
遺作という以上の感銘がないな、と思っていたら、それは過去に既に書いていた。あぁ、何度聴いてもそういうイメージなのね。過去の自分に説教されたような気分になる。記憶を記憶していないと、こういう痛い目に遭う。
ドナドナするCDをピックアップしていた中で見つけた1枚。これはドナらないよ。クラシックものは容赦なく耳のダイナミックレンジ許容範囲を広げてくれるから、たまに聴くと耳の通りが良くなるような感覚にとらわれる。戦前のレコーディングということもあって…
うーん。このダイナミックレンジの広い録音とそれにふさわしい演奏が、ボリュームをついつい上げさせられる。シンプルな構成だからこそ生まれてくるダイナミクスよ。
ポップな梁静茹もやっぱりカワイイや。後半のアップテンポな曲にも耳が慣れてきた。常にバラードを求めてしまうからその気になれなかっただけで、ポップな梁静茹が聴きたい気分になれば、このアルバムはうまくフィットするわけだ。
居酒屋のキャベツであるがごとくザクザクと不格好に切り刻まれて、塩をふられてテーブルの上に出されていくような気分。早く食べてもらわないとやがてしおしおになる。
黄昏とともに削がれていく。
9月に入った途端に薄い雲が幕のように空を張り、先月の厳しい陽射しがなくなってきた。秋に向かうか。
このところBob Mould祭りだな。
午前中はどこかぼんやりとしている。そんな中で聴いたので、非常にあっさりと終わってしまった。確かにコンパクトなアルバムではあるけれども。
この人の作品はものによって当たり外れが激しいのだけれども、今作は展開も展望も良く、ストーリーに没頭できた。場面のつなぎも展開の早さもライトノベルにふさわしい読みやすさを提供しているのではないかと。とりあえず一人は死んだけれども、次のターゲ…
この人の作品は、上手く心の中をすり抜けて「あぁ、何かを読んだなぁ」という透明感にさらされる。言い方を変えれば、何も残らないけれどもそれなりに楽しく時間は潰せる。