2013-05-16から1日間の記事一覧
Kalafinaはスタジオレコーディングアルバムだと「ふーん」で終わってしまうことも多いのだけれども、ライヴテイクで聴くと、これが結構アグレッシブで面白い。3ボーカルの理由が見えてくるとでも言いますか。
ふと気づくと変態的な演奏をしているので油断がならない。
最初のうちは「いつも同じ音楽というのもなんだな」などと思っているのが、そのうちに「これを聴きながらドライブでもしたいな」という気分になる。読書もそうなのだけれども、入口の違和感が出口ではなくなっていることがある。そういう1枚と言うことで。
一発の派手さはないけれども、じんわりと効いてくる気がする。
今の気候にぴったりな1枚だ。
ライブディスクを再生。レコーディングにほぼ忠実な演奏に対して、メロディラインをことごとく無視して突っ走るボブおじさんが素敵すぎる。自分が書いたメロディがまるで敵であるかのようなボーカル。