2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧
the band apartには心をダークサイドに引っ張る力がないので、どこまでもピースな気分で聴ける。日本語詞だろうと英詞だろうと、バンドとしてのカラーはぶれることがない。
売れることを意識して書いただろうメロディラインは正義だと思う。確かにこの時代にこの曲があったよな、という鮮烈なインパクト。10年以上経った今でも経年変化はしていない。
蛇足な要素がなく、非常にコンパクトにこのバンドの魅力を伝える1枚。作られたバンドであることは有名だけれども、そこに腐ることなくポップなメロディと硬派な演奏で魅せてくれる。売れ線であることが正義であると証明しているようにも思える。
CDラックを眺めていたら目が合ったので再生。複数の人数で聴くよりは、一人で聴いていたい音楽。空に向けて音は開けているのに、その心は内省に向かうかのような。この作品はどこか頭上を覆う雲のような影があるのだよな。
Disc2を。日曜日の夜ならではの、首筋がじんわりとこって行く感覚に包まれる。かかりつけの医師に言わせると、それがオンオフのスイッチ切り替えの合図らしいけれども。
パンクに完全シフトチェンジする直前のポピュラリティとスピードの同居体。今聴くと「お兄ちゃん、よく頑張ったね」と頭をなでてあげたい気になってくる。ちょっとだけ小っ恥ずかしい1枚。
日曜日の夕方はふと懐かしい音源が聴きたくなる。
想像以上に酷いボーカル。前作との1年の間に一体何があったのかと勘ぐってしまいたくなる。でも小室先生はお仕事をしっかりとしている印象なのだよな。いや、久しぶりに引っ張り出したけれども、思っていた以上だった。これは酷い。
全体的にアップテンポな構成なので心地よく聴ける。ボーカリストの声が涼やかでよろしい。
だんだんとこの人のボーカリゼーションの良さが分かってきた気がする。喉に無理のない発声が心地よい。メロディもそれほど単純でもなかった。彩度のある鬼束ちひろとでも言うべきか。華奢なのだけれども抱擁感もあるような感覚。録音も良い。
繊細で豪快で爽やかで重苦しく、どんな状況にも堪えられる貴重な1枚。今に通じる山下達郎の原点はこの辺りにあるのではないかと。
以前リリースされたベスト盤が比較的ダルい構成だったので、この作品もレンタルをしばらく見送っていた。ディスカスがレンタル料金無料だったのでそこに乗じて借りてみた。結果。よい。雑味が取れて、普通の独自なAORポップスとして聴ける。全体的にアップテ…
特撮は一気に歳を取るように駆け抜けていくバンドであることよなぁ、と思ったのがまず最初の印象。今回はNARASAKI色が一歩後ろに下がって全面的にエディのピアノが多めにフィーチャーされている。それも曼荼羅のようなビアノではなく、非常にシンプルにアル…
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なぜか図書館にあったので接収。ま、想像を超えることのないKagrra,らしい和風V系ロックでありますな。今時のV系バンドほど音を作り込んでいないので、耳が疲れないというのは正直なところ。どちらが良いのかは別として。
ストリングスキラキラ、コテコテのハウス。かと思いきや、考えていた以上に変幻自在だった。ピアノを基調に女性ボーカルが伸びやかに乗るダンストラックと、パーカッシブな演奏で聴かせるサウンドなど。正直なところ80分という尺は長過ぎる気がするのだけれ…
「どれ、曲紹介でも読むか」とライナーを開いてみたらはらりと落ちる1枚のフライヤー。CCCD再生上の注意だった。おのれ、CCCD。(注:SACDで再生しております)そうか、10年前のavexはCCCD推進派だったな。思い出した。
小気味よいテンポのワルツに思わずOiパンク張りに拳を突き上げる金曜日の夜。誰も見ていないからなせる技。弦が美しい。
引き続き途方に暮れる。そんな自分に酔っているだけなのだけれどもね。
途方に暮れる。
学習の意を込めて聴く。学習に終わる。
ライブディスクを再生。どうしてこれほどまでに暴力的なボーカルラインなんだろうね。自分の書いた作品に対して全面的に否定しているような雰囲気。
Kalafinaはスタジオレコーディングアルバムだと「ふーん」で終わってしまうことも多いのだけれども、ライヴテイクで聴くと、これが結構アグレッシブで面白い。3ボーカルの理由が見えてくるとでも言いますか。
ふと気づくと変態的な演奏をしているので油断がならない。
最初のうちは「いつも同じ音楽というのもなんだな」などと思っているのが、そのうちに「これを聴きながらドライブでもしたいな」という気分になる。読書もそうなのだけれども、入口の違和感が出口ではなくなっていることがある。そういう1枚と言うことで。
一発の派手さはないけれども、じんわりと効いてくる気がする。
今の気候にぴったりな1枚だ。
ライブディスクを再生。レコーディングにほぼ忠実な演奏に対して、メロディラインをことごとく無視して突っ走るボブおじさんが素敵すぎる。自分が書いたメロディがまるで敵であるかのようなボーカル。
カバーアルバムと最新作の印象が良かったので旧譜に手を出してみた。悪くない。いや、悪くないで終わってしまうメロディをどうにか引き立てようとしてアレンジャーが頑張っている姿がうかがえる。ボーカルの声質も変に力みがないし耳に自然に入ってくるのだ…
この上なくあっさりと聴けるアルバムだわな。