音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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2022-11-26から1日間の記事一覧

LOVER ALBUM リマスター / クラムボン (2006/2016 DSD256)

クラムボンによる2006年リリースのカヴァーアルバム。今日は比較的「強い」邦楽ポップスばかり聴いていたので、この辺で一息つこうと。ここで展開されているのは実に即興性の高いポップス。聴かせるためのポップスであるのは当然の事として、その性質からし…

語彙が足りない

入力環境を刷新したことでまたガシガシと書けるようにはなったのだけれども、今度は語彙の壁にあっさりとぶち当たった。読む量がかつてに比べて大幅に減っていることが影響しているのだろうね。表現力においてもワンパターンが目についてならない。語彙と表…

SOFTLY / 山下達郎 (2022 FLAC)

今年、高崎まで観に行った氏のコンサートで口にしていた「明るい曲での構成を」とは、このアルバムの内容も指していたのではないかと今さらになって気がついてみる。アルバム前半がとにかく明るく、つとめて明るく進行していく。もちろん氏も私も年齢こそ差…

We are the Fellows / ASKA (2018 96/24)

どっしりとしたポップスが聴きたかった。一瞬考えた後にこの人に行き着いた。このようにコンパイルされてみると、本当に大陸的でスケールの大きなポップソングが見事に並ぶ物だと感心することしきり。CHAGE and ASKA時代の創生期から雄大なポップソングを書…

桜の木の下 / aiko (2000/2016 96/24)

椎名林檎を聴いている最中に「ピアノが暴れるのは格好いいぜ」などと考えていたら、このアルバムに繋がった。自分にとってはaikoもこの一枚に限る。「カブトムシ」をaikoと一緒に歌って涙を流さない乙女などいない。自分の中でまだ辛うじて息をしている俺様…

無罪モラトリアム / 椎名林檎 (1999 FLAC)

昼散歩のお供に。50分程度の作品が散歩には丁度よく。終わる頃に帰宅出来るのでね。改めて聴くと、このアルバムのキーはピアノとベースの存在だよね。ピアノが暴れれば暴れるほどに椎名林檎の暴れっぷりも痛快になり、ベースが唸れば唸るほどにロックとして…

初恋 / 宇多田ヒカル (2018 96/24)

今年は宇多田ヒカルの凄まじさにもあてられた一年だったような。最新スタジオ録音作品ではこれまで以上にソリッドになった姿を見せつけられ、孤高のミュージシャンになりつつあると実感したのも今年の事でありました。孤高でありながらも大衆性を忘れること…

ひこうき雲 [Remastered 2019] / 荒井由実 (1973/2019 96/24)

作業中に居間に出たところ、点けられていたテレビにてレコードでこの作品を鑑賞しているシーンに出くわしたので、その流れで再生。しかしあれですよ。現代のゴージャスな大御所も、ここまで折れそうなまでに繊細なアルバムでデビューしたのですよね。この感…

evergreen / MY LITTLE LOVER (1995 FLAC)

ちょっと開けた雰囲気のJ-POP作品を聴きたくなったのかな。本作はリアルタイムでも素敵なアルバムだと思っていたけれども、最近とみに素晴らしい作品だと思えるようになっております。一分の隙もない完全なポップアルバム。明るいとかはじけるとか、そのよう…

glow / 水瀬いのり (2022 FLAC)

本日の朝一に。今さらになって気がついたのだけれども、このアルバムにはマイナーチューンが存在しないのね。それが作品全体としての瑞々しさに繋がっているのだと再発見。再生すると初めのうちはボーカルの、こればかりはいかんともしがたい、声優臭さが気…