音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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2023-03-28から1日間の記事一覧

マーラー:交響曲第5番 / フランソワ=グザヴィエ・ロト, ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団 (2017 44.1/24)

数年前まではテンシュテットのように全編にわたって苦悩が横たわるかのようなマーラーを好んでいたのだけれども、自分の心境の変化を伴ってのことなのか、ここ数年のコロナ禍における閉塞的な世間に対するアンチテーゼが自分の中で働いてなのか、この録音の…

シューマン:交響曲第1番「春」 / フランソワ=グザヴィエ・ロト, ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団 (2020 44.1/16)

続いては何とはなしにシューマンの項を。この録音が1位になっていた。この音源は持っていたのだけれども、しばらく聴いていなかった。購入当初は喜んで聴いていたのだけれども、存在を忘れてしまっていた。改めてギアの切り替えがはっきりした演奏であると。…

シベリウス:交響曲第5番 / パーヴォ・ベルグルンド, ヨーロッパ室内管弦楽団 (1996/2012 44.1/16)

先に届いたムック本、シベリウスの項に目を通す。ベルグルンドのこの演奏は最早定番的存在らしい。自分の中で生き残るシベリウス録音はこのベルグルンド盤かヴァンスカ盤だと思っていたので。両者とも名盤認定されていた。自分の耳はある意味において正しか…

朋あり北関東より書籍来たる

北関東に住む高校時代の友人から荷が届く。ムック本。「新時代の名曲名盤500+100」。普段「レコード芸術」誌に目を通すことのない自分にとって、ランキングに振り切ったこのガイドは、これからのクラシック音楽のガイド役を買ってくれることでしょう。なにせ…

2020年代邦楽にたっぷりと浸れた夜

自分の耳にとっての新作4連チャン聴きはさすがにキツいものがあった。ついつい追い込み過ぎる。それでも大ハズレはなかった。かつ、名前は聞いていたけれども楽曲に触れてこなかった存在を掘り起こすことが出来たので、釣果としては大漁の部類でしょう。方向…

邂逅少女 / 三月のパンタシア (2022 44.1/16)

オジサン「三月のパンタシア」と「水曜日のカンパネラ」がゴッチャになっていたよ!どうりで前者を聴こうと言う気にならなかったはずだ。後者を聴いて過去に痛い目に遭ったからね。そんなこんなで仕切り直しで聴きました。三月のパンタシアを。ボカロ音楽な…

Actor / 緑黄色社会 (2022 44.1/16)

引き続き棚卸し。このバンドの音源も聴かないままでいた。上手いし、隙もないし、そつもないし、何よりもバンドとしての空気の抜けがよい。なるほど確かに人気が出る理由も分かる。明快さの磁力が強いものね。メジャーチューンならば弾ける明るさで、マイナ…

踊る様に / ポルカドットスティングレイ (2022 44.1/16)

とどのつまりそう言うことなのか。ロックバンドがロックを血眼になってやらなくとも、ロックバンドはロックバンドとして成立するのだなー、などと考えながら聴いていた。21世紀もそろそろ1/4が経とうとしているわけだし、元号は令和だし、過去は諸々遠くにな…