音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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saigenji -saigenji (2002) ASIN:B00008ILU3

音と言霊が幸せの飛び地から飛び地へと橋を架けながら渡っていくことで、その領域を手をつなぐように広げていく陣取りゲームの快感。もしくは虹の橋が渡されていく様を、地表から恍惚の表情を浮かべて眺めるでもなく眺めている快感ともいうか。どこにいてもそこにいるような。

しかしまぁ、なんという音の良さ。聴けば聴くほどに耳が幸せになっていく。いかに普段は耳がこっていく音楽に多く触れているかということだ。もちろんそれは好きでやっていることなのだけれども。