音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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 The New Standard / Herbie Hancock (1996)

夜なんだけど、ちゃっちゃっちゃーん、しゃかじゃかじゃん、どーんどかだか、ぱらっぱぶーん、という感じでいきたかったので。

場と気分を賑やかにするためのジャズとして選んだものが、ポピュラーヒットアレンジ集だったというのは、ある意味当然の帰結とも言えるわけで。死人が聴くためのジャズには (まだ) 興味ないし。

とはいえ、買った当時の印象はイマイチだったのだけれども。

ただ、絶対に言っておかなきゃならないのは、これを有象無象のむしろ無象だらけの「JAZZで聴く○○」の類と同列で扱うな、と。あの手のアレンジものは、単にインストにしてジャズ的文体を間借りさせただけのものであって、デパートのBGMに慣れすぎた耳にフィットするように作られたものだ。