hide TRIBUTE SPIRITSがリリースされた直後であっても、hideのオリジナルへとさかのぼることはほとんどなかった（※）。トリビュートを聴くことで得られた、その格好良さの認識で満足してしまったというか。
こうやって今になって改めてみると、特に初期から中期にかけての作品にある、気持ちのよいポップスを、あえてサイケデリックなところで覆い隠していた照れというか、X JAPAN へ向けられていた色眼鏡に対する本人からの皮肉満載の返歌というか、そういったもので装飾されていたところにシャッポを脱ぐわけで。もちろん、そうやって自分の耳に後悔を促しているわけだが。
※自分の名誉のためにフォローしておくと、hideのアルバムはリアルタイムでチェック入れていた。ただ、その理由がわかっていなかったことに恥ずかしさを覚えるわけで。
