音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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AWAKE / L’Arc〜en〜Ciel (2005) (ASIN:B0009IH16Y)

いやー、やっぱラルクってすげーわ。 tr.12 なんて、もう、どうしていいのかわからない。ごめん、こんなお馬鹿なコメントで。

ポップに突き抜けてしまおうとする意識以前に、曲のキャラをはっきりさせようという意識が形になってエネルギーにつながっているような。tr.1が「New World」という時点で、従来のラルクの文法ではあり得ないこと。これまでなら伊達っぷりを発揮した tr.1 で幕を開け、食べ進んだところでポップな心を開くのがパターンだったというのに、今回はふたを開けた途端にオセオセだもの。

さてはて、ここしばらくはプロとしての鍛錬のたまもの、喉の強さが存分に発揮される印象が先行したhyde(「叙情詩」ですら、喉の強さを艶に置換えるのは厳しかったように思えていた)のボーカルも、tr.7では男の自分が思わず官能的な意味での粟立ちをおぼえたくらいに「ヤバいhyde」がいて、もう。何もないんだよね、hydeなのに何もない。何もないところからの声だから、ヤバい。ごめん、一人で勝手に盛り上がっちゃって。