音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ACALANTO / saigenji (2005)

生きるためだけに飯を喰う。明日、地下鉄の駅構内を歩くだるさを味わいたくないためだけに飯を喰う。後ろ指をさされて嗤われるようなちっぽけな栄養を考えて飯を喰う。音楽と新聞と、途中に義務のようにして飯を喰う。本当に自分が求めている栄養の在処と行き所、ビタミンCを真似るかのように排泄されてしまうものへの渇望、噴出、その瞬時の快感を、明日以降へと求めるためだけに飯を喰う。