たまにはこういうものを聴いて出勤するのもいいじゃない。そういうときに限って、歌詞の意味が妙に新鮮に感じられたりして。
駅を出て、朝食の仕上がりを待つコンビニにて流れてきた「四月の風」に、まるで初めてこの曲に遭遇したかのような心地よさを覚えてみたり。
ああ。望む幸せは窮屈であることを受け入れることでしか得られないものであり、窮屈を選ぶのであれば望む幸せもまた色褪せるものであり。薄く切り落とした幸せの、透けて見える向こう側にあるのは、今でも現実を拒もうとする自分の悪あがきなのか。
そんな思いが、ポジティブの向こう側でゆらめいている。自分で危ういと表現してしまうこの状況が好ましく愛おしい。今の自分が、今の自分に一番近いところにある。