音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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そういえば小学生の時に自分の福耳を見た人に 「将来苦労するけど幸せになる」 と言われたことがあったっけ

で、結局見終えた。

まず第一の感想「こんなに短かったか!」
第二の感想「有楽町で見たときはもっと長く感じたぞ」
第三の感想「あ、あれか」

あれ、というのは身体への力の入り方、すなわち緊張状態と聴覚との関係、ということ。最近気がついたのだけれども、緊張状態にある時、僕の耳は低音を著しくカットしているらしい。そこに気がついて力を抜いてみると、いきなり音の情報量が増えることに気がついた。そして音に喜びを見出し、耳から全身へと広がるようにして力が抜けていくのだ。まさに正の循環。

せっかくライブで見たこのツアーも、意気込みすぎたせいでの緊張状態とやらで耳からの情報量が相当に減っていたのだろう。で、気合いだけが空回りして、実際の尺以上の時間に感じられてしまったということだ。

もちろん DVD を見ている環境というのが、自分一人しかいない家の中で誰からも音への干渉を受けることがない状態だからこそ、この上なくリラックスして集中できるわけで。
そう、リラックスしている集中状態。そりゃ、耳だって 「広く」 なっていて当然なわけだ。