シンプリーレッド解散ワールドツアー唯一の日本公演。自分にとっては最初で最後のシンプリーレッドということで、自ずと期待も高まる。
ということでバンドが音を出した瞬間に「あ。これはいいライブになりそうだ」という予感がひしひしと。ミックの歌声もよく伸びるし、シャウトも気持ち良く決まる。全体としてもっとメロウなライブになるかと思いきや、思ったよりも全力投球。それでも全然ボーカルに余裕があるところに、ミックの実力を見せつけられた感あり。ヒット曲を惜しみなく繰り出して、結局会場は総立ちに。想像していなかったパワフルなライブアクティングにこれが最後なのかと残念に思う。屋敷豪太のゲストアクトも湿っぽくなく暖かく迎えられ、最後まで気持ちのよいライブに。3時間もののライブに慣れてしまったからだからすると、2時間を切るアクトは若干物足りないように思えたけれども、だれることなく一気に聴かせてくれたという点ではよかったかも。東京に住んでいてよかったと思えた瞬間だったかも。ミックさん、いいバンドをありがとう。
