今作のようにテーマを掲げない(ラブソング集というテーマがあるらしいが、それは宣伝上の作られた文句でしかないと思っている)作品「集」を作るとスガシカオの苦みがよく見えてくる。音楽的に統一感を持たせるわけでもなく、ただ曲の集まるままにまかせて書き綴られた作品集は本当に濃い。安いコーヒー豆をひいたような最後の粉粒と苦みがどことなく漂い続ける。
今作のようにテーマを掲げない(ラブソング集というテーマがあるらしいが、それは宣伝上の作られた文句でしかないと思っている)作品「集」を作るとスガシカオの苦みがよく見えてくる。音楽的に統一感を持たせるわけでもなく、ただ曲の集まるままにまかせて書き綴られた作品集は本当に濃い。安いコーヒー豆をひいたような最後の粉粒と苦みがどことなく漂い続ける。