音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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光 / 三浦しをん (2008)

津波で壊滅的な被害に遭った架空の伊豆諸島を入口に、そこから逃れた3人の生き様を描いた作品。三浦しをんにしては全体的に暗い雰囲気が漂い、結局最後までカタルシスは得られなかった。登場する主婦の愚痴を延々と聞かされているような気分に。主人公の3人の生き様を掘り下げて書き上げれば、雰囲気もきっと変ってきたろうに。