音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Be With You / 中島愛 (2012)

これは「菅野よう子以降の、ならなかった坂本真綾」だ。もしくは「もしも世界に菅野よう子がいなかったら坂本真綾はこうなっていた」というサンプルかもしれない。坂本真綾はアーティスティックな方向に舵を取ったけれども、中島愛はもっとガーリーな匂いを身につけて歌っている。これは作家陣が重なっていることが理由に挙げられるだろうけれども、全体の雰囲気が「若い坂本真綾を作りましょうよ」という感じ。これはこれでありかもしれないけれども、新鮮味には欠けるかな。坂本真綾との比較から逃れて聴けば、これはこれでキラキラした青春ポップスのようにも思えるのだけれども。ちょっとオジサンにとっては恥ずかしい世界かもしれない。ま、そういうところがどんどんクセになっていくのでしょうが。