音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Copper Blue / SUGAR (1992/2012)

1992年のロックの名盤が20周年記念としてリマスタ盤発売。『Copper Blue』にはシングルのB面収録曲がボーナストラックとして収められ、同時期にレコーディングされた『Beaster』(1993)と1992年のライブ演奏とが一緒になって3枚セットでのリリース。それでお値段は1,400円ほど。何、この出血大サービス。

元々音圧のあるアルバムだったので、それほど音は上がらないだろうと思っていたように、聴いてみるとギターとボーカルの分離に意識が払われたという印象。シンプルかつソリッドなギターサウンドアルバムだったということもあってか、20年経過した今でも古くなったという印象はない。むしろポップな煌めき感が次から次へと押し寄せてくる幸せに満ちている。美メロの応酬ですよ。ギター以外のメンバーはひたすらにギターの引き立て役に徹して、シンプルな演奏。Bob Mouldのギターも決して派手ではないのだけれども、パワーポップというのはこういう風に演奏するんだ!という男気のようなものを見せてくれる。時間が経過してもひたすらに高純度な砂糖菓子を召し上がれ。