CDラックを眺めていたら何とはなしにこのCDボックスが目についたので、師匠のレコメンドを受けて1番と4番が入ったディスクを再生。
うん。難しい。これは難しいよ。旋律を繰り返すことで印象を残すわけではなく、また、強烈なアクセントで鮮明に音を刻むわけでもなく、あるべきままの自然の姿を一切の加工なく描き上げる誠実さで乗り切る自信に満ちあふれているというか。北欧に対する知識がないからこそ、このような漠然とした印象で終わってしまうのかしらん。フィンランドなんて、ハッキネンとライコネンしか知らないよ!
クラシックは聴いているうちに、予備知識というものがその音を聴く耳に対する自信につながっていくのだなぁ、と思った次第。Don't think, feel.の世界にたどり着くまでは、まだ全然キャリアが足りないっすよ、師匠様。