音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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春うた、夏うた。 / 槇原敬之 (2013)

TSUTAYAに並べられているのを見て、この数週間何とも思わなかったのに、今日、ふと手に取ってしまいそのままお持ち帰りに。目的は「Witch hazel」。この曲、とても好きなのにオリジナルのディスクを紛失してしまっていたのだ。図書館にも蔵書がなかったしね。

ということでしばらくぶりに聴くや初めて聴く曲を含めて全16曲。うん、僕にとっての槇原敬之は90年代のキラキラした、そしてどこか甘酸っぱいラブソングだわ。最近の説法ソングは彼が歌う必要のない曲ばかりという印象で全然心に響いてこないのだが、この時代の曲は素直に心に入ってくる。それは既に20年以上も聴いてインプリンティングされているということもあるかもしれないが、やはり器用な恋愛のできない人間による群像劇となっている作品集であることが大きいのでは。

何はともあれ、自分の中で色あせることのない楽曲を作ったというだけでも、この人の存在価値は十分にあると言うことで。