これを通して聴けとは言わないので、興味がある時代の楽曲をつまんで聴き、あとは押し入れにしまい込んでもよいのではないかと。忘れた頃に引っ張り出してくると、案外意外な発見に遭遇するかも。ヒット曲を量産するという行為の難しさについて考えさせられてみたり、日本的ハードロックにおけるキャッチーさはどういうことかなどと思考を巡らせる機会に恵まれてみたりするかもしれない。ヒットチャートにそれなりに興味がある方だったら、持っていても損はないのでは。
ファンの発言とは思えないかもしれないけれども、レンタルしてiPodに全曲放り込み、気が向いたときに時間潰しにでも聴いて「B'zって何をやってもB'zなのだな」という古典的な結論に至ってもよろしいのかもしれない。大事なのは全曲放り込むということ。一部の曲だけでは懐メロ集にも成りかねないし、それはそれでファンとしてはちょっと悲しいかもしれないので。早い話が、全曲聴いてもらいたいのよ。無理にとは言わないけれども。