Disc3。
このベスト盤で選曲されたさだまさしの曲は、静かに入って後半に一気に爆発するアレンジの曲が多い気がする。有り体に言えばわかりやすいドラマティックさというか。それがワンパターンにならずに、曲の都度カタルシスを与えるというあたりにベテランの腕を感じさせる。聴いている方も、それを期待してしまうあたり、中毒性も高いのだろう。
とりあえずは39曲という曲数でかいつまんでこの人の世界を知ってみた。恐ろしいことに、どの曲にも思わず歌詞カードを見てしまう言霊が乗っている。ベテランアーティストの概要をうまくつかんだベスト盤は非常にありがたいものだ。