音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Dangerous / Michael Jackson (1991/2001)

MJ祭りその4。

とにかく濃厚。前半戦のコンテンポラリーなリズムに傾倒したサウンドから後半のバラードで攻める路線まで、いきなり時代が変わったかのような感覚。いや、確かに90年代になって音楽というものは大きく変わるものであって、その岐路に立った時に時代を追うことにターゲットを絞ったMJの路線は正しかったのだろうな、などと思わせられる。ヒット曲は確かにMJというアイコンを大切にする人に向けたサウンドメイキングになっているけれども、それ以外のアルバム収録曲はとにかく「今だ、今を求めよ」という気迫が感じられる。これもまた名盤。MJの瑕疵という物を探すとしたら、それは一体どこにあるのだろうか。

ところで前半戦を聴いている最中にジャネット・ジャクソンの「リズムネイション」が頭に浮かんだのはここだけの秘密。