音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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CASIOPEA 3rd "TA・MA・TE・BOXTOUR" at SHIBUYA-AX

相当に久しぶりなフュージョン系バンドのライブ。新メンバーを迎えて初のアルバムをリリースしてからのライブツアーということもあってか、不安半分期待半分でSHIBUYA-AXに出向く。

とにかく最初から最後まで一気に駆け抜けるライブ。ダレる要素が全くなかった。そしてなによりも野呂一生のキレの素晴らしさ。最初は神保彰を中心に観ていたのだけれども、そのうちに野呂一生ばかりを観ることになってしまった。鋭い切れ味のギターが、バンドを引っ張ること引っ張ること。CASIOPEA 3rdを観に行ったというよりも、「野呂一生とバックグラウンズ」を観たのではないかというほどの存在感。年を重ねて円熟味を帯びるというよりは、より攻撃的になっているのではないかと。バンドもそれほどにノッているということなのだろう。

セットリストは新旧半分ずつといったところ。初めて聴く曲も全くもって集中力を切らされることがなかった。今年観たライブはこの1本だけなのだけれども、十分に一年分のライブエネルギーをチャージ出来た次第。誘ってくれたM田氏に感謝。いいライブでした。

全くもっての蛇足だけれども、これで6,000円は安すぎる。最近のライブチケット代高騰の中にあって、このお値段据え置き価格は相当な経済事務的努力があってのことだろうと、変なところで感心してしまう。