このCDが手元にやって来た理由はよく知っている。でも、まさかここまでだとは思ってもみなかった。とにかく頭がメルトダウンを起こしそうなほどに、これでもかこれでもかと飽和させられるギターソロが押し寄せる。これがメタルの一ジャンルだ！と力説されたら、他に逃げ道はなくなってしまうのだろうけれども、それにしたって、あーた、これはないじゃない？
どういうシチュエーションの時に聴いたらよいのかがよく見えてこない。ひたすらメタリックにスラッシーに疾走したい時？頭の中を空っぽにして全力疾走したい時？
とにかく「疾走」という言葉しか生まれてこないのよ。それも後ろで鞭打たれながら走る疾走。疾走の「疾」はやまいだれですよ、先生。これは病むわ…。次、いつ聴くかは分からないけれども、それは相当に追い込まれている時だと思う次第。俺的珍盤。まぁ、こういうものを持っていてもバチはあたらないよね。
