音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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forever you / ZARD (1995)

6th。

tr.1から優しい楽曲の路線が続き、「あー、どうにもこうにもZARDだなぁ」という、ファンサービス的なポイントに飽きが働いたのだけれども、後半からロックテイストを混ぜ込んでいくあたり、今作はA面B面的構成で作られているのだろうと判断。シングル曲も随分とバックが賑やかにリアレンジされ、シングルに対してのアルバムとしての価値を高める結果に。DEENに歌詞を提供した「瞳そらさないで」をラストに持ってくるあたりも、十分なファンサービスになっている。なにせ大ヒット曲ですから。

作家陣に大きな変化はなく、春畑道哉がようやく印象に残る1曲を残してきたか、という印象。この作家陣を固めている数作の流れが、完全にZARD印を作り上げたことはもうわざわざ指摘するほどのことでもなく。

作家リストを見ると、次作まではこの路線が続く模様。安心を買う、という意味ではこの頃のZARDが売れに売れていた理由も見えてくる。聴き手を裏切らない安心感。