音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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TUTU / Miles Davis (1986)

マーカス・ミラープロデュースかつ80年代半ばということで、当時のコンテンポラリーサウンドを多用した作品。しかし本当にマイルスはペットを吹かないな。明らかなオーバープロデュースの中に、時折ペットの音が聞こえてくるという作り。これはこれで一つの時代の流れなのだろう。マイルスのアルバムを聴く、と言うよりは当時の流行サウンドを聴く、といった面持ち。

逆に考えれば、マイルスはとんでもなく器用で、トラックの品質には関係なく仕事をする職人のような人物でもあるのだろうな。時代に適応し続ける職人。