音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ぼくらの空気公団 / 空気公団 (2010)

しばらくぶりにひもとく。「青い花」が流れた瞬間に、「この4-5年も決して良いと言える年ではなかったな」と思わず後ろ向きになる。この曲は自分の記憶が間違っていなければ、それなりに闊達な頃に聴いていた気がするのだが、振り返ってしまうとブルーな記憶しか残っていない。

もしかしたらもっともっといいことがあったかもしれないのに、それらを勝手にフィルタリングしてふるい落としてしまっているのではないか。そう考えると自分の過去の振り返り方機構というものが、もの凄くそんな構造で出来ているような気がしてきた。ネガティブなものしか残さない機構。