音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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日本の歌〜花は咲く / 森麻季 (2002/2003) Hi-Res

e-onkyoを見ていたら、名も知らぬ(後に著名なソリストと知り赤っ恥をかく)歌手が、日本の叙情、叙景曲を歌うというアルバムに遭遇。それも2.8MHzのDSDレコーディングで1曲324円。試聴した限りでも、これは面白そうな音源だと思い試しに「赤とんぼ」をダウンロード。foobar2000の設定は簡単な物だろうと思っていたら、これがまた厄介。どうにかこうにか設定をして、音は鳴る状況に。一気にボリュームを上げて、スピーカーの正面に陣取ると…。

素晴らしい。音が部屋中を回る。ボーカルは全身から声が出ているのがよく分かる。口先云々ではなくて、全身。思わず居間にいた母親を呼んで聴かせたら「涙腺に来た」となかなかいい感想。自分も、オペラ歌手特有の日本語が消える(恐らく母音が他の母音と融合していると思われる)現象が少ないのでこれは聴きやすいと判断。他に2曲ほどダウンロードして、ボリュームを上げた状態で堪能。

全13曲だけれども、中には俗な曲もあったりもするので、ダウンロードするのはこれくらいでいいかな、と。母のリクエストであと1,2曲といったところ。

しかしこの部屋でこれを聴くのはもったいない。八ヶ岳山荘で聴いてみたいであります。ハイレゾの本気という物を見ましたが、これは別格過ぎる。