あら、いつの間にか歌手業に復活していたのね、SILVA姐さん。
で、その復活一発目が昭和歌謡のカバー。これがまぁ、よく出来ている。アレンジも原曲の雰囲気をぶち壊しながら、うまく再構築しているので新鮮味十分。純粋に原曲をなぞっているだけのアレンジよりもナンボもかっこいい。
問題はボーカル。これがごくごく普通なんだわ。いや、当時の歌手の歌唱法を懸命にトレースしようとしているのだけれども、それにはちょっとSILVAの声の線が細い。アレンジが頑張り過ぎちゃっている分、その線の細さが惜しさに繋がるんだよね。
ただ、ヒット曲のみで構成され得て、ひたすらゴーゴーな雰囲気でかっ飛ばすので、なかなか痛快な30分(!)なのではないかと。僕はこれはアリだと思います。