しかし煙草がないと手持ち無沙汰というか、音楽を聴く以外に何もすることがない。音楽に集中するのも当然のことだと言える。居間から父が吸う煙草の匂いが漂ってくると、えも言われぬ多幸感に襲われるのだが。煙草吸いたいなぁ…たぶん、ここで吸うかまだ我慢するかが一つの分岐点なんだろう。
ということで、THE YELLOW MONKEY。やっぱりこのベスト盤が最もバランスの良いものだと思うのだよね。新旧織り交ぜて、かつ『SICKS』の成分もしっかりと蓄えられていて。このバンドだって、若い子にとってはもう懐メロとか、昔のバンド、というイメージになっているのだろうな。分かってはいても寂しいものがある。
あなた、『SICKS』だけで12編の掌編が書けますわよ。それくらいとんでもないバンドだったんですよ。