DSD128がどうだということを話題にしてしまうと、ついついその中身を忘れがちになるので自戒を込めて歌を解説。
もう、とにかく上述のようにそれから7年後。すぱっと切れ込む歌唱力、ずしんと踏み込む表現力の成長は半端ではないです。昭和歌謡を歌うと言うことは、その曲のオリジナル歌手が持っていた表現力を自分の力で自分の物として置換する作業が必ず求められる苦難の道。それを乗り越えて、力あるアレンジとともに完全に「自分の物」として歌い込めているところに、賞賛を超えて恐ろしさを感じる次第。
何気なく聴いていれば普通に上手い歌手なのに、少し突っ込んでじっくり聴くと、とにかく表現力の幅広さに頭がやられてしまう。そして何よりも、それに負けない自分のペンによる楽曲が素晴らしい。
とにかく素晴らしいづくしの構成。CDでもリリースされているので、普通に聴きたいという方は是非CD盤で聴いて頂けたら、少しは畠山美由紀の裾野も広がって行くのではないかと思った次第。
理想はDSD128で聴くことなのですが、こればっかりは機材とお金を選ぶので。