音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Brothers in Arms / Dire Straits (1985/2005) SACD

送料込み1,457円にてSACD新品を購入。まだまだAmazonには掘り出し物が眠っているな。

ということで、2005年のリマスタSACD盤。Mark Knopflerのソロは一通り持っているけれども、Dire Straitsはほとんど聴いたことがなかったので、これ幸いと購入。

さて聴いてみると。なに、この激シブ…ロック?んー、なんかロックというのとも何かが違う。もちろんノップラーおじさんが今やっているような独り芝居とも異なる。確かにロックしているのだけれども、いわゆるロックンロールではなく、どこか諦めた大人の落ち着いたロックという雰囲気。これは18禁の世界ですな。タバコをくゆらせるか、アルコールに身を浸すかしながら聴くと、その味わいが倍増するのではないかと。

ノップラーおじさんもギターを弾いているのだか歌っているのだか、よくわからず、それ以外の楽器が結構いい感じに音を構築していたりして、誰が一番仕事をしている人なのかさっぱりわからない。それでもバンドとして何かが1枚にまとまってしまっている不思議さは、きっと職人、Mark Knopflerのなせる技なのだろう。

音質は、異様なまでに超高音質。ハイファイというよりは、オーディオファイルが好みそうな音質。1985年オリジナルの音を聴いていないので何とも言えないが、これは少しやり過ぎのSACD化ではないのか?と若干疑問に思った次第。Amazonのカスタマーレビューを見ても、それほど違和感があるという意見はないのだよな。多くがこの音質向上を喜んでいる。ということは、元がやはりハイファイなCDだったと見るのが正解か。僕は「やり過ぎのSACD」というネタでこのアルバムをいつか使わせて頂こうと思っております。