音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Bach:The Suites for Solo Cello / Janos Starker (1997/2010)

先日、カザルスの無伴奏チェロ組曲を聴き、その流れで最近の演奏も聴きたい、という欲が出たというのは過去に記載の通り。そしてAmazonやHMVを見ると価格と評価の面でバランスが取れていたのが、シュタルケルの演奏。早速取り寄せて、本日到着。

取りあえず、1,3,5番が入っているDisc1を再生。非常にモダンな、それでいて背筋の伸びる演奏。音が本当にリッチ。さすがにこればかりは戦前録音のカザルス盤では望めなかったものだからな。ああ、チェロの響きというものはこういうものだったか、ということを再認識させてもらえるCDではないかと。

不満を言えば、楽曲が順番に入っていないこと。カザルス盤は1-3,4-6と入っていたのに、このシュタルケル盤は1,3,5&2,4,6と入っていることが気になる。個人的に無伴奏チェロ組曲は5番で大きくその表情を変えると思っているので、1-4番のふくよかで穏やかな雰囲気から、がらっと変貌してシリアスになる5-6番という流れで聴きたいのだが。

本気で聴きたいのなら、ロスレスででもリッピングして、再生の順番を変えれば済むことだな。本当にやるか、それ。flacで取り込んでfoobar2000の自動更新ディレクトリに放り込んでおくか。→やりました。