音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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CASANOVA SNAKE / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT (2000)

今日も「新しい作品から遡って聴こうよミッシェルさん」デイです。

で、この作品。この次の作品『Rodeo Tandem Beat Specter』とはギターの質感が明らかに違って聞こえる。同じストロークでも、随分とドライなものに聞こえてくる。まるで弦を変えたかのような音の違い。詳細は不明だけれども、ギターを変えたということはないよね?

そしてチバユウスケも、歌心よりはシャウトに近い咆吼を重視して歌っているように感じられる。メロディはそこにあるのだけれども、敢えて叫んでみせることでより強く見せようとする動物のような歌唱感。

次作ではそういった「強がり」的なシャウトがほとんどない(気にならない)レベルだったので、余計に目立つのだよな。それがこの時期のTMGEだったんだろうか。

ということで、次に気になるのは、この咆吼が前作には現われているのかどうか、ということ。

しかし、本当に隙がないくらいにカッコいいな。1stではちょっとしたダレがあったのだけれども、それがすっかりなくなっている。ミドルテンポの曲でも、聴かせどころがよく分かっているし、自分の耳もそれに慣れてきているし。TMGEとしての塊の作り方を自分たちで熟知した、という印象ですよ。