音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

坂本冬美コンサート@神奈川県民ホール(10/27夜の部)

昨夜書いた概要でほぼ言いたいことは言い尽くしてしまった。それくらいシンプルな「コンサート」だったのです。テレビカメラも入っていて、年明けにBS朝日で放送されるとか。

1曲目からいきなり「夜桜お七」。この時点で「いきなり全力投球だねぇ」と心を鷲づかみにされる。やはり歌の上手いお方は生で聴かなくては。その後、すぐに衣装替えをしたかと思うと、挨拶代わりの客いじりMC。さすがはベテラン。会場の雰囲気を一瞬にして和ませる。その後、初期の曲を2曲ほど。聴いたことのない曲だったけれども、男唄を歌っていた時期の冬美さんを堪能。

その後ドレスに着替え、カバー曲を3曲ほど。レコーディング中という「真っ赤な太陽」等を歌い、そしてもちろん「また君に恋してる」。ポップスを歌わせても、この人はいける口だねぇ、とまた感心。ただし「真っ赤な太陽」のアレンジはまだこなれていないという印象だったかな。

その後、跳人のような衣装に着替え、太鼓、津軽三味線、尺八を入れて、派手に「アジアの海賊」。何気に好きなこの曲をセットリストに入れてくれたことに感激。もう1曲はさんで、「あばれ太鼓」。もう何も言うことはありませんよ。

順番が前後するかもしれないけれども、白眉は「岸壁の母 歌謡浪曲バージョン」。現役引退した二葉百合子から譲られたというこの曲を、浪曲入りバージョンでじっくりと聴かせてくれた。歌唱パート、セリフパート、もう、何も言うことはありません。ずずずいっとステージに集中力を引き寄せられた。この曲だけで音源が欲しいと思ったくらい。最新のCDを買うと入っているそうな。ううむ。

そしてラストスパートではまた衣装替えをして「能登はいらんかいね」「火の国の女」などのヒット曲を数曲突っ込んで、コンサートは終了。

「随分短いコンサートだな」と思いながら時計を見ると、2時間近くが経過していた。全く飽きさせなかったというのは凄いことだ。それだけ舞台に集中させる力があるのだろうな。そうだよな、坂本冬美ももうベテランの領域だものな。

ということで素敵なコンサートでした。今年のライブ観戦はこれ1本で終了。