音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

Black Radio 2 / Robert Glasper Experiment (2013)

Robert Glasperにはいつも期待を裏切られる、すなわち宣伝文句に踊らされて裏切られる、裏を読み切れない、ということで忸怩たる思いに囚われることが多いのだが、それでもなぜか手にしてしまうマジックがあるのだよな。

そして本作。

大した期待を持たずに借りてきたら、期待していなかった期待を裏切られた。前作で見られたコラージュ風の音の継ぎ接ぎはほとんど見かけなくなり、曲を曲として聴ける構成になっている。これは聴ける。

Amazonのカスタマーレビューを読むと、どうやら随分と有名なボーカリスト、Hip-Hopアーティストを呼び込んでの作品ということらしいけれども、彼らが非常に生き生きとしたボーカルやライムを乗せてくれるので、聴いていて非常に心地が良い。いわゆる「お洒落な」音楽であることは否定しないけれども、お洒落の裏側で、それを構築する繊細な演奏がなされていることも注目したいポイントだったりする。

初めてロバート・グラスパーと自分の波長が合った気がする。これは愛聴盤になりそうな予感。