音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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IT'S A POPPIN' TIME / 山下達郎 (1978/2002)

この作品をもって、山下達郎のオフィシャルとして認められているアルバムは一通り音源を手に入れたことになるのかな。一番最後に入手したベスト盤。取り立てて理由もなく、特に聴きたいとも思わずに放置していたのだけれども、先週のサンソンで披露された「ピンク・シャドウ」があまりにも素晴らしすぎたので「こりゃ、やはりカタログは全部しっかりと聴かないとならないものだな」と思って手にした次第。

そして中身はと言いますと、悪いわけがない。メンバー各人の自由度が著しく高いライブだというのが第一の印象なのだけれども、面子が面子なのでそれでも破綻を来すことなく展開されていくという、実に高度なライブ。山下達郎とそのバックは、昔からこんなことをしていたのか。そりゃぁ、山下達郎が求めるものがどんどん高くなっていくのも頷ける。

他にもここにしか収録されていない楽曲もあったりで、これまで聞き漏らしていたことが悔やまれる1組。ハイレゾさえ現われなければ、今頃山下達郎のカタログがCDとして結構揃っていたはずなのに!