昨夜、お師匠様からリコメンドがあった作品。ジャズのマナーのみを抽出し、それをベースに良い意味でのJ-POPのエッセンスを振りかけた、ありそうでなかったサウンド。お洒落なのだけれども、地に足が着いている感覚。非常にポップなのだけれども、浮ついていない。じっくりと腰を据えて楽しむJ-POPという言い方も出来るかもしれない。
何せ初めてその名を聞くアーティストなのでWikiやオフィシャルサイトやらを見ると、随分と不遇なアーティストなのね。オリコンTOP100に入るのがやっと、レコード会社も移籍しまくりかと思えば古巣に帰ったりと。苦労人の集まりと言いますか。ここまで分かりやすい音楽をやっていても、売れない物は売れないのだな。耳にフックする要素も十分にあると思うのだけれども。
で、なぜかe-onkyoへのリンクがあったので「ハイレゾ配信でもやってるのか」と思いアクセスしてみると、なんと5.6MのDSD音源での配信。オジサン、腰を抜かしてしまいましたよ。慌ててじっくり聴いてみると、MP3音質でも「普通に」録音がよい。ただ普通過ぎる。なので、衝動買いはせずに「気になる」に追加。更に聴き込んで、何か光る点があったらハイレゾ音源に手を出してみても良いか、と。
