音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Very best / V6 (2001)

CDラックの一番上の段から呼びかけてきたので再生。

頭の2曲を聴いただけでも、キックドラムとシーケンスに力を加えて、かつボーカルを浮き上がらせているミックスは、実は結構なテクが必要とされるのでは?などと思った次第。だから案外と気持ちのよい音になっている。Hi-NRG系の気持ちよさ。

で、マスタリングエンジニアを見ると、バーニーグランドマンの前田氏。とてもエネルギー感のある音の作りがされている理由はこれか?

しかし、このベスト盤は本当に意外とレンジが広い。並みのJ-POPよりは低域の沈み込みもあるし、ボーカルの帯域も適度に熱いわりには邪魔をする要素がないからボーカルがキレイに前面に出ているし。鳴っている楽器も潰し合っていない。このベスト盤の発売が2001年。ということは内容物は90年代後半。ふーん、そんな時期に単なる音圧競争ではない、音圧を確保しながらも、バランスもしっかりと取るミックス、マスタリングが出来ていたのか。いや、むしろそれが出来ていた時期の末期の作品なのかな。