音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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QUIT30 / TM NETWORK (2014)

もうTKは絞りかすなのか、それともこれが今の最先端なのか分からなくなってくるよ。なんかギミックに欠けるのだよな。TM NETWORKというのはその時代がまだ持っていなかったギミックを常に見つけ、提示し続けていた存在だと思うのですよ。それがなくなると単なる打ち込みユニットに成り下がる。

楽曲は決して悪くないとは思う。結構ポップだし、いかにもTKらしいシーケンスも楽しめる。でもどこかお花畑過ぎる気がするのです。TKが昔のaccessで遊んでいる感じ。この不思議なポップネス、どう処理したらよいものか。それこそがギミックなのか。このギミックをギミックと見抜けない者にTM NETWORKを聴く資格はない!と突きつけられているのだろうか。うーむ。

で。オリジナルよりも最も期待していた「-CAROL2014-」。ギターがマーティー・フリードマン(笑)。いや、もう、笑うしかない。そしてウツの声。若返りの薬でも飲んだかのような若々しさ。そしてCAROLの声が歳を取っている!少女っぽかったのが、妙齢の女性の声になっている!これはアリか否か!

ああ、やっぱり僕はもうTMの新譜というものには期待していなくて、ノスタルジックに聴くのみなのだな。「DRESS2」も受け付けなかったしな…。