音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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VISITORS / 佐野元春 (1984/2014) Hi-Res

何か他にハイレゾで面白い音源はないものかと色々あさっても、なかなか自分の好みとドンピシャリとなる作品も少なく、結局コンサバに前々から欲しいと思っていたこの作品をダウンロード。『Cafe Bohemia』のハイレゾ音源で十分に信頼出来る音質になっていることを確認していたので、本作もまぁ、そのレベルだろうと思って再生したのだが。

ひれ伏した。

1曲目が鳴り出した瞬間に心がひれ伏した。なに、このエネルギーと音の粒立ち。今まで聴いてきた佐野元春作品のハイレゾ音源と全く異なる音質。ロック&ポップスでここまで「いい録音」が存在していたの?と言うぐらいに、恐ろしくタイトでエネルギッシュな演奏と録音。今まで聴いていた音源が、一発で耳の中で霞んでしまった。

その感動と勢いはアルバム全体に行き渡っていて、最後の最後までひれ伏し続ける結果に。マスターの録音がきっと素晴らしかったのだろうし、ハイレゾ化に当たってのマスタリングも素晴らしい仕事だったのだろう。この作品には2014撰の特別賞のようなものを与えたいほどのエネルギーが漲っている。完全べた褒め。シャッポを脱ぎました。