さぁ、オリジナルが44.1/16デジタルマスターということで一瞬は購入を見送ったわけでありますが、どうしても後ろ髪引かれる思いがあり「Children of the New Century」だけをまずは試験的に購入。これが非常にクリアでこれまでのリマスタ盤CDでは得られなかった見通しの良さが感じられたために、速攻で『GORILLA』を蹴ってこちらを購入した次第。
実際、アルバム全体を通して想像以上に全体的に音がクリアになっていて、「もしかして44.1/16のマスターも頑張れば結構いいところまでいけるのかも？」と見直してしまう結果に。クリアネスというのもハイレゾの利点だということをすっかり失念していた。
理屈的には44.1/16で録られた段階で、いわゆるあの波形はカクカクになっているわけで、それをいくら96/24にしたところで波形が滑らかになるわけではない。それでも聴感上の観点で心地よく整えることは出来るのだということを学習させられた。
ということで、今回のTM NETWORKのハイレゾ化では3枚のアルバムを購入したわけだけれども、どれもオリジナルマスターの音源に極力手を加えないという方向性が頼もしくもありがたい存在だったわけです。それで先ほど「ハイレゾが楽しいということを久しぶりに感じた」と思い至ったわけであります。
