今からあれこれ書くのは面倒なので、Twitterからの引用加筆訂正で。
Don't think, feel.
ってのは、ジャズやクラシックを聴く時に共通の姿勢じゃないかと。ガイドブックやレビューなどのゴチャゴチャ難しいものを読んで、そこから意見が外れたからといって見捨てたり絶望する類いのものではなく、自分が気持ちよいと思えばそれが全てなのだ。
そう言った場合、否定的な意見は一切無視。自分の感性が全て。自分が良いと言ったのだから、良い作品に決まっているじゃないか!ということで。
ネックなのは、その「自分が良い」と思った物をゴリゴリと人に押しつけてくるタイプのお方なのだけれども。その点、学生時代に洋楽を勧めてくれた塾講の先輩同僚は非常にスマートな勧め方をしてくれた。10枚くらい定番アルバムを持ってきて「この中に好みのものがあればラッキー程度に思いな」と。
その中にあったのがSUGAR(Bob Mould)だったし、Carole Kingだった。両者ともその当時にはピンとこなかったのだけれども、後々にまた再び出逢うことになり「ああ、あの先輩は本当に定番・定番になり得る作品を選んでくれたのだなぁ」と感謝することに至るのである。
ということで、今となっては自分も勧める側に回っているような気がするけれども、あの先輩の姿勢を見習って「この中から何か1枚でも気に入ったものがあればいいんじゃないかな?」的な積極消極的な姿勢で行こうと思うのだ。その時にピンとこなくても、後々出逢うことだってあるだろうし。
てなことを本作を聴きながらつらつらと考えていたのでありました。とは言え、自分の好きな作品を人に勧めるという行為は非常に難しいものなのだけれどもね。やはり「ま、気に入ってもらえたらラッキー」程度に構えておくのが丁度よいのではないかと。