音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ラジオ・スターの悲劇 +9 / The Buggles (1980/2010)

図書館では大抵「あー、このアーティストの名前は知っているけれども、聴いたことがなかったなー」という、古い作品を借りてくる傾向にこのところあるような気がする。今日はバグルス、サンタナ、スマッシング・パンプキンズの3組。新しい音楽を聴くのも楽しいけれども、ここ数年、こうやって古い作品を掘り下げるのがちょっと楽しくなってきている。ディープな方向には行かず、あくまでもメジャー指向だけれども。

で、そのうちの1枚。これは名前を知っていると言うよりは、アルバムのタイトルとジャケットを知っていると言った方が正しいかもしれない。中身がどういうものかは知識無しで挑んだ。結果、非常に面白かった。ほぼ一発屋らしいけれども、それにふさわしいキラキラしたポップが詰まっている。この2010年リマスタ盤は相当に音がいじくられている(音圧競争に走っている)らしいけれども、今の耳にはこれくらいが丁度よくスカスカにならずに聞こえるのかもしれない。これは何度も繰り返したくなる中毒性を含んでいるな。単なる一発屋の作品が、今の今まで語られると言うことは、それなりの理由があってのことだ、と言うことでもある。うん。