音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」&第8番 / ヤルヴィ(パーヴォ),ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン (2006)

先日の山荘行きにて友人からalacファイルを頂戴した物を再生。ベートーヴェンはカラヤンの全集で持っているが、まだほとんど手をつけていない状態で、このパーヴォ・ヤルヴィ指揮の演奏を聴いてみた。USB-DACからヘッドホンにて再生。

比較的小編成での演奏と言うこともあってか、楽器の見通しが素晴らしく良い。各楽器が何をしているのかが分かりやすい演奏。そして一切ダレることのない小気味よい演奏。オーケストラという言葉から想像される重厚感からは少々離れるけれども、気軽にクラシックに親しもうと考える上では、実はこの上ないサンプル、演奏なのではないかと。ベートーヴェンというとついつい構えてしまう自分がいるけれども(それはきっと第5番と第9番の存在のせいだと思うが)、これは気軽に聴くことが出来る。それはチープだとか軽いだとかという事ではなくて、コンパクトなスピード感が自分の持つスピード感と合致するという意味でもある。これは面白い。

引き続き、好演奏と言われている第4番&第7番の組み合わせを聴いてみようと思う。