音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」&第2番 / ヤルヴィ(パーヴォ),ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン (2009) SACD

こちらは区内の図書館からのお取り寄せ。

以前カラヤンが振る第6番を聴いた際には「ふーん」で終わってしまったものが、もうすっかりヤルヴィのファンになってしまったからか、いい意味での色眼鏡ばっちりで「ああ、田園だなぁ」と感じてしまうわけですよ。ややすると自分にとっては比較的のっぺりとした曲に映りがちな「田園」も、その名の通り牧歌的な田園風景を描き出しているかのような気分に浸ってしまうわけです。途中、嵐もあるけれどもね。それでもベートーヴェンの交響曲の中では比較的大人しい、BGM的な音楽のようにも聞こえてくるのは事実なのであります。その解釈が正しいか間違っているかは分からないけどね。

第2番は「あ、今、交響曲を聴いているぞ」という気分に浸れる楽曲。楽器が目まぐるしく動き回るので、聴いていて愉快な気分になってくる。もしかしたら地味な存在の楽曲なのかもしれないけれども、自分としては好みの1曲として接することが出来た次第。

うん。ヤルヴィとこの楽団との組み合わせは、自分のクラシック脳を刺激してくれる、非常にいい材料になっている。